百日咳ワクチン

当院では百日咳ワクチン(DPT:国産ワクチン、Tdap:輸入ワクチン)の接種を行っています。
百日咳とは
百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作(痙咳発作 けいがいほっさ)を特徴とする急性の気道感染症です。
百日咳は世界的に見られる疾患で、いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。母親からの免疫が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症になり、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。
生まれてくる子どもの感染予防のためにも接種をお勧めします。
詳細は下記サイトをご覧ください。
こどもとおとなのワクチンサイト「三種混合(DPT)ワクチン」
KNOW-VPD
対象
妊娠計画中の方、妊娠中の方
妊娠計画中に接種をお勧めします。妊娠中の方は妊娠後期(28〜36週)にDPT:国産ワクチンの接種をお勧めします。器官形成期(4~8週)の接種は避けるのが望ましいと考えます。
海外では妊娠中にTdap:輸入ワクチンを接種するのが勧められていますが、日本国内で認可されたワクチンではないため推奨しておりません。ただし渡航先の指定がある場合などTdapの接種を行う場合もあります。
百日咳は新生児や乳児早期では重篤化が高いがワクチンで予防が可能な疾患(vaccine preventable disease : VPD)である。そのためWHOやアメリカなどでは経胎盤的抗体移行:maternal immunizationを期待して、全妊婦に妊娠中の百日咳ワクチン(Tdap:わが国未承認)接種を推奨している。現在わが国では百日咳に対して承認されているワクチンは定期接種で用いられるDPT-IPVとDPTがある。DPTは2018年より成人にも接種適応拡大され、妊婦に対する取り扱いは有益性投与となっている。
引用:産婦人科診療ガイドライン
小学校に上がる前(5-6歳)での追加接種、もしくは定期接種の2種混合(DT)ワクチンの代わり
それ以外の小児や成人で百日咳を予防したい方
料金
ワクチンの種類 | 料金 |
DPT:国産ワクチン | 4,950 |
Tdap:輸入ワクチン | 12,100 |
ご予約方法
お電話(0561-74-1551)でご予約ください。