メディカルダイエット・肥満外来

当院ではダイエット目的での内服薬処方を行っています。
肥満の程度や基礎疾患により、保険適応になる場合とならない場合があります。
自費診療の場合、当院では薬剤料金のみで処方可能です。別途、診察料金はいただいておりません。
薬の種類
リベルサス(GLP-1受容体作動薬)
GLP-1とは体内に存在するホルモンで、食欲を抑制する働きがあります。
当院で処方しているリベルサスは、欧米では肥満治療薬として用いられていますが、日本では糖尿病に対して保険適応となっています。
効果は早くて1か月、通常は3〜4か月で現れます。
副作用は胃腸障害(吐き気、下痢、便秘など)、低血糖症状(冷や汗、震え、頭痛、めまいなど)、膵炎(嘔吐を伴う激しい腹痛、背部痛)があります。服用開始時に胃腸障害の副作用が生じた場合でも、2〜3週間と服用しているうちに軽減する場合もあります。
肥満治療の方は、リベルサス3mg 1錠440円(税込)、リベルサス7mg 1錠770円(税込)、リベルサス14mg 1錠1210円(税込)で処方します。別途、診察料金はいただいておりません。
糖尿病の方は保健適応です。
フォシーガ(SGLT2阻害薬)
尿から糖を排泄するのを促す医薬品です。1日あたり約400キロカロリーのブドウ糖が排出されると言われています。
体内の余分な糖を尿といっしょに排泄するため、糖質制限ダイエットに近い効果が得られます。
当院で処方しているフォシーガは糖尿病に対して保険適応となっています。
1ヶ月で1〜2kgほどの体重減少効果が見込めます。
副作用は性器感染(腟カンジダ症など)、尿路感染(膀胱炎など)、体液量減少(脱水)、便秘、口渇、頻尿、尿量増加、陰部のかゆみがあります。また、低血糖による冷や汗や動悸、意識障害などの症状も起こりうります。これらの副作用がでた場合は、医師に相談してください。
肥満治療の方は、1錠550円(税込)で処方します。別途、診察料金はいただいておりません。
糖尿病の方は保健適応です。
サノレックス
食欲抑制剤です。
脳に働きかけ食欲を抑制することにより体重を減らす効果があります。
BMIが35以上の方は、3ヶ月間を限度として保険適応となります。その後も続けて服用を希望する場合は、1ヶ月以上の休薬期間があれば再開可能です。
重篤な副作用は依存性、肺高血圧症です。長期の使用で精神的に依存してしまう場合があります。その他に口の渇き、吐き気、便秘、不眠、頭痛、動悸などが出る場合もあります。これらの副作用がでた場合は、医師に相談してください。
BMIが35未満の方は、1錠550円(税込)で処方します。別途、診察料金はいただいておりません。
コレバインミニ
脂肪吸収抑制剤です。
食物中のコレステロールを吸着し、便とともに排泄してくれる作用があります。油の多い食事をするときのみ頓服で使用する方法もあります。
高コレステロール血症の方は保険適応です。
防風通聖散
肥満症の改善が期待できる漢方薬です。
脂肪細胞が活性化され、お腹まわりの皮下脂肪に効果的です。 また、脂質を便と一緒に排出する効果があります。 さらに、便秘改善作用もあり、肥満が原因の便秘に効果が期待できます。
肥満症や便秘症の方は保険適応です。
※肥満外来の薬について
未承認医薬品等(異なる目的での使用):リベルサス・フォシーガは、医薬品医療機器等法において「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。サノレックスは、「BMIが35以上の高度肥満症」の効能・効果で承認されていますが、当院で行うBMIが35未満での使用については国内で承認されていません。
入手経度等:国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無:国内で「肥満治療(BMIが35以上の場合を除く)」の効能・効果で承認されている薬剤はありません。
諸外国における安全性などに係る情報:リベルサスと同一成分の注射製剤が、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)で肥満治療薬として承認されております。 上記のような副作用のリスクがあります。
受診方法
診察のご予約は必要ありません。
診察時間内にお越しいただき、受付でお申し出ください。
LINEでオンライン診療も行っています。日本全国どこへでも薬を郵送いたします。(※送料、システム利用料がかかります。)