マンジャロ(メディカルダイエット・肥満外来)

当院ではダイエット目的でマンジャロの処方を行っています。
オンライン診療の場合は日本全国どこへでもマンジャロを郵送いたします。
マンジャロとは
マンジャロ(一般名:チルゼパチド / tirzepatide)は、GIPとGLP‑1受容体を同時に刺激する「デュアルインクレチン作動薬」です。
もともと2型糖尿病治療薬として開発されましたが、強力な体重減少作用が確認され、肥満治療にも用いられるようになりました。
マンジャロの効果
1〜2週間で体重減少を実感する人が多く、4週間で2〜3 kgの減量も報告されています。
- 食欲抑制と満腹感の持続
GLP‑1とGIPが満腹中枢に働き、少量でも満腹感を得やすくなり、胃の排出も遅くなるため自然と食事量が減ります。 - 脂肪燃焼の促進
GIP作用により脂肪分解が進み、エネルギー消費も増えるため、体脂肪が効率的に減少します。 - 血糖コントロールの改善
インスリン分泌促進+グルカゴン抑制により血糖値が安定します。糖尿病傾向のある方にも効果的です。 - 臨床試験での実績
40週にわたる臨床試験(SURPASS-1)で、マンジャロ5 mgで−7.0 kg、10 mgで−7.8 kg、15 mgで−9.5 kgの体重減少確認されています。
参考:efficacy and safety of a novel dual GIP and GLP-1 receptor agonist tirzepatide in patients with type 2 diabetes (SURPASS-1): a double-blind, randomised, phase 3 trial
別の臨床試験では、オゼンピック(一般名:セマグルチド / semaglutide)1mgでは−5.7kgの効果に対し、マンジャロ5 mgで−7.6 kg、10 mgで−9.3 kg、15 mgで−11.2 kgと、オゼンピックと比べて減量効果が高いことがわかります。
参考:Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Type 2 Diabetes.
マンジャロの使い方と用量調節
週1回皮下注射を行います。自宅でも簡単に自己投与できます 。
ご自身に合った服用スケジュールやサポート体制を含め、医師と相談しながら治療していくことをおすすめします。
用量のステップアップ例:
- 初期:2.5 mgを4週間継続
- 維持:5 mgを継続。必要に応じて7.5 mg、10 mg…最大15 mgまで段階的増量を行います。
マンジャロの副作用
一般的な副作用
初期に 吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛 などの消化器症状が見られる場合がありますが、ほとんどは徐々に軽減します。
注意が必要な副作用
低血糖:他の糖尿病薬と併用時などに注意が必要です 。
膵炎や腸閉塞など重篤な副作用は稀ですが、医師のフォローが重要です。
マンジャロについて
未承認医薬品等(異なる目的での使用):マンジャロは、医薬品医療機器等法において「2型糖尿病」の効能・効果で承認されていますが、当院で行う肥満治療目的での使用については国内で承認されていません。
入手経度等:国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無:国内で「肥満治療(BMIが35以上の場合を除く)」の効能・効果で承認されている薬剤はありません。
諸外国における安全性などに係る情報:マンジャロと同成分のGLP-1/GIP受容体作動薬「ゼップバウンド」が米国FDA(アメリカ食品医薬品局)でをはじめ諸外国で肥満症治療薬として承認されています。上記のような副作用のリスクがあります。
料金
下記以外の診察料はかかりません。1本あたりの税込価格です。
| マンジャロ2.5mg | 6,600円 |
| マンジャロ5mg | 9,900円 |
| マンジャロ7.5mg | 12,100円 |
| システム利用料(オンライン診療の場合) | 770円 |
| 郵送費(オンライン診療の場合・クール便) | 2,200円 |
受診方法
直接来院される方は、予約は必要ありません。診療時間内に受付までお越しいただき、マンジャロ希望とお伝えください。
マンジャロ7.5mgのみお取り寄せのため、事前にお問い合わせください。
オンライン診療を行っています。日本全国どこへでもマンジャロを郵送いたします。(※送料、システム利用料がかかります。院内処方のため処方箋の送付は行いません。)
下のリンクよりご予約ください。
Q&A
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注射が苦手なのですが…?
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キット型の注射器で注射は簡単・安全です。初回は院内で看護師と注射の練習をすることもできます。
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飲み薬はありませんか?
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現在、チルゼパチドは注射薬のみですが、内服型GLP‑1受容体作動薬(例:リベルサス)もあります。ただし作用や効果が異なります。
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リバウンドはありますか?
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薬を急に中止すると食欲が戻り、リバウンドリスクが高まります。目標体重まで減ったら少しずつ薬を減量することをおすすめします。また、継続的な食習慣・運動の維持が重要です。
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誰でも使えますか?
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BMI、既往歴、生活習慣等を医師が総合的に評価し、適応や安全な投与量を判断します 。


