インフルエンザ
当院の発熱外来では、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に検査しています。
インフルエンザとは
インフルエンザは、例年11月ごろから発生し、1月から3月にかけて増加、4月ごろに減少していました。
しかし2023年からは季節を問わず流行がみられています。
感染した人の咳やくしゃみなどによってウイルスが飛び散り、それを吸い込むことによって感染します。
ウイルスが付着したものをさわった手で、口や鼻の粘膜をさわることでも感染します。
感染すると1-3日間の潜伏期間を経て、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が現れます。
併せて一般的な風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
お子様ではまれに急性脳症を発症し、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症になることがあります。
治療方法
タミフルやイナビルなどの抗ウイルス薬と、解熱剤や咳止めなど症状に合わせた薬を処方します。
当院ではタミフルのジェネリックを採用しており、比較的安価に服用できます。
検査で陰性の場合でも、陽性者と濃厚接触していた場合、希望があれば偽陰性(感染初期で陽性にならないこと)として抗ウイルス薬を処方することも可能です。
予防方法
- インフルエンザワクチン接種:毎年接種した方が良いとされています。ワクチンの効果は5-6ヶ月であることと、ワクチンは毎年その年に流行するインフルエンザに合わせて作られているためです。
- 飛沫感染、接触感染を防ぐ:手洗い、消毒、換気、人混みを避けるなど、新型コロナウイルスへの対応と同じです。
- 免疫力を高める:十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を摂る、ストレスを減らすことを心がけてください。
受診方法
- 受付まで健康保険証 (公費の方は子ども医療費受給者証、ひとり親家庭等医療費受給者証、障害者医療費受給者証など)をご提出の上、症状をお伝えください。
- 医師または看護師が綿棒を鼻に入れて鼻咽頭ぬぐい液を採取します。流行期は新型コロナウイルスの検査も同時に行います。
- 検査後最短15分で結果説明・お薬のお渡し・精算を行います。院内処方のためそのままお薬をお持ち帰りいただけます。
混雑時は待ち時間が長くなる場合がございますのでご了承いただけると幸いです。
ご予約について
ご予約は必要ありません。受付までお越しいただき、症状をお伝えください。