エピペン

当院ではエピペンの処方を行っています。

エピペンとは

エピペンは、アナフィラキシーがあらわれたときに使用し、症状の進行を一時的に緩和する自己注射薬です。

注射器には、アドレナリンの薬液と注射針が内蔵されており、先端を強く押し付けるだけで薬液が注射されるしくみになっています。

処方は登録医のみが行うことができ、当院では2名のエピペン登録医が在籍しています。

アナフィラキシーに対するエピペンの有効性は82%、有害事象は3.7%と報告されています。

有害事象としては、血圧上昇、心悸亢進、不整脈の出現、悪心・嘔吐、頭痛、振戦や、針による切創、出血、疼痛などがあります。

学校用と自宅用に置いておくために2本処方することも可能です。

有効期限は約1年間で、期限が切れたら受診していただき、新しいものと交換します。

保育所および学校のガイドラインでは、教職員によるエピペンの使用も認められています。

以下のサイトもご覧ください。
エピペンサイト

アナフィラキシーとは

アナフィラキシーとは、食物・薬剤・ハチなどの毒に接触した後、数分から数十分以内に全身に起こる激しいアレルギー反応です。
重症の場合には、呼吸困難や意識障害を引き起こし、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。
食物アレルギーで起こることが多いですが、ハチ毒と薬剤では重症化しやすいと言われています。

以下の症状が認められます。

・皮 膚:かゆみ、全身の発疹・発赤、口唇や舌の腫れ
・呼吸器:咳、呼吸困難、喘鳴
・消化器:腹痛、嘔気・嘔吐
・循環器:頻脈、血圧低下
・神 経:意識障害

ハチ毒にアレルギーがあるかどうかは血液検査で調べることが可能です。
当院ではスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類を調べることができます。
ハチに以前刺されたことがある方や、仕事などでハチに刺されるリスクがある場合は、一度調べていただくことをお勧めします。

以下のサイトもご覧ください。
アナフィラキシーってなあに.jp

対象

アナフィラキシーの既往がある場合や、アナフィラキシーを起こす危険性が高い場合に処方します。

体重15kg以上30kg未満の人に0.15mg製剤、体重30kg以上の人に0.3mg製剤の処方が可能です。

体重15kg未満への適応はありませんが、0.15mg製剤はアメリカでは体重10-25kg、ヨーロッパでは体重7.5-25kgの患者への処方が推奨されています。小さいお子様の場合、エピペンを使用した際のリスクとメリットについてよく相談し処方を検討します。

特に、保育所・学校など集団生活の開始時や旅行などで医療機関へのアクセスが良くない場合などに処方をお勧めします。

費用

2011年9月から保険適用となっています。

エピペン1本処方の場合、3割負担で5,000円-6,000円となります。

なお、子ども医療費受給者証をお持ちの15歳以下のお子様は無料です。

ご予約方法

お電話(0561-74-1551)でご予約ください。